髪型的にはマツで、スティンキー(ムーミン)、ジョーカー、アホアホマン(ごっつ)、冬彦さん、一度しかお会いした事ないけど俳優の高畑くん(人との距離感、というか興味ある事への直進性)
先日まで演らせていただいた『メンマ』の山田昇くんのヒントとさせてもらった人たちです。
“あいつ、ちょっとオタクなんだよ”
と主人公のくにおくんに言われていた、そんな役です。(ちょっとオタクて、笑)
抜く芝居、みたいな事を目指してこのところズラして来ましたが今回に於いてはその方式が通用しなかったので稽古前半は苦戦していたと思います。基本的にいつもスロースターターなのですが(改善せねば!山田昇に関しては通し稽古後半くらいの状態を突然降ってきた映像現場などでも発揮出来ないとダメなんでしょうね。)今回は台本も顔合わせ前に完成しておりみっちり1ヶ月稽古出来たのでなんとか間に合ったと思います。
“セリフを疑う”を以ってなるべく取り組んでいますが今回はさらに自分の常識も常に疑っていき、ちょっと気のふれた人物になり過ぎ、角をとってもらい修正していきました。
役への突破をはかりたくて稽古場での部分稽古の芝居中に組み上がったラーメン屋さんのセットのカウンターに唾を吐きつけ、そんな事をやってしまった自分が恥ずかしくなって、反省している間に相手役だった玉垣さんがその辺にあったティッシュでそれを拭き取ってくださり、、、その謝罪とお礼がまだ言えていません。
手足を長くみせたキャラクター造形はそれでも見てくださる人から愛される人でありたい、という多分下心です。
作品、物語も好評で山田昇という役も驚くほど好意的に受け入れてもらい、かつての共演者からは最初の登場が竹尾とは思わなかった、なんて嬉しい事を言ってくれてました。
作品や共演者についてでなく、今回は役についてつらつら書き殴ってしまいました。
ご覧くださった皆様、本当にありがとうございました。