スペースノイドカンパニーから連絡を受け、伊藤栄之進(旧御笠ノ忠次)さんの開催する脚本塾の『寺子屋』(初期は本当にお寺の集会所でやっていたらしい。、コロナ以降はzoomにて)での特別番組vol.3にゲストパネラーの1人として参加。

テーマは『いい俳優とは』

自分のコトは棚に上げてスペースノイド所属のゲストパネラーさん達と理想俳優論、現場俳優論、色々と雑談。

結局のところは姿勢、演じるその人ができる限りその人らしく演じ且つ魅力的であるかを常日頃から心掛ける事が大切だなぁ、なぁんて個人的結論。

ゲストパネラーの荒木健太朗さんがかつてNYのアクターズスタジオでとあるコーチから聞いたという『不安定さ』を大切にする、というハナシがとても興味深かった。、自分も俳優仕事としては安定した状態で演技などを提供したい、とベースではいつも思いつつも事この10年くらいはその中でどのくらい都度の稽古や本番で不安定な状況(決め込んで演じない)に己を持ち込むか(その事によって相手役を大きく揺さぶりたい)、みたいなものに意識が行き過ぎてか不安定さをライブで楽しみ過ぎていたのか、、正直この5年くらいはセリフが出てこない、という副反応が起きている。『相手役や現場にご迷惑を掛る』という意味では自分は『いい俳優』でない。これを自分なりの流儀で解決しないと次には進めないと日々切に思う。(不安定にならず、心も揺らさず、形だけで演じるのは出来る。おそらく声や体勢のポーズも用いれば相手によい影響を与えるパズル的なキッカケお芝居も及第点程度には出来そう。それだけでも自分が十分に魅力的で尚且つ生涯安泰な報酬でもあるのなら自分はその方法論を徹底的に取り組んでいるのかもしれない。

参加者の601人も退出されることのない3時間半!!パネラーの北川さんは23年前、リオンは10年前の共演、未共演のアラケンに至っては1度あっただけです。見たい景色がそう違わないのが嬉しかった。皆さんと丁寧にお芝居できる日がいつかあったら、と願う。

さてはて睡眠不足気味な翌日は約2ヶ月ぶりに電車に揺られ、声。

本日はやや枯れるという、、。

収録後何かのキャンペーンなのか、その作品のキャストの寄せ書きサインを3枚書いた。

自分のサインは一周回ってただの楷書。縦書きに竹尾一真と役名を書いたからなんか表彰状か作文みたいに仕上がった。現場のお方はクールですね、と。、ほんとか?

17年前稽古で毎日の様に通った街、少し散策しますかね?