随分前に松田一輝に貸していた松田優作さん関連の書籍を返却してもらったのをきっかけにネット検索したら、2年前にこの本が出ていたそうで、本屋に直行、即買い。
松田優作さんの前妻・作家でもある松田美智子さんの「越境者 松田優作」
いろいろな謎が解けた、興味深い本だった。
同じく松田さんの著書「永遠の挑発」を読んでいたので出会いから離婚までは同じだったが、ガン発病から死去までの細かな取材は全て新鮮(最期の1年間の3度の入院全て、死の2週間前までお見舞いに来ていた某俳優のエピソードや村川透監督が優作さんについて語っているのは後にも先にもこの本だけじゃないだろうか)。それから新興宗教の事も。
桃井かおりさん、内田裕也さんが、前者は優作さん追悼的なDVD、後者は「ブラックレイン」DVDの特典インタビューでそれぞれ最後に会った優作さんとのエピソード
を語っていたが、そのとき優作さんはどのような状態(特に体調面)で会っていたのか、それを知れて良かった。長年埋まらなかったパズルが少し埋まった気がした。
もちろん自分の俳優としての追い込みの足りなさを頭ごなしに叱られた、そんな本だったけど、真剣に、誠実に役を演じることは当たり前だが、ことさらストイックに演じる事自体が最近の作品には必要ない(、というかナンセンス)な気がする。
勿論優作さんを否定する訳じゃない。時代の問題。
そいえば優作さんの追悼映画『SOUL RED』でも香川照之さん(優作さんの事実上の遺作「華麗なる追跡」で共演。)が語っていた『墓を暴いてでも』確かめたい真相。その一件を取り上げた番組があるらしい。
NHK「ラストデイズ」
http://www.nhk.or.jp/tamago/program/20101222_doc.html
22(水)22:00~
きっと、もうひとつ何かが埋まる気がする。
この写真はおそらく’87~89頃の優作さんの写真。こんな30代後半を迎えたい・・・。無理か。
追記:舞台「おはようおじさん」で刑事の須本がおじさんに殴られてぶっ倒れるシーンはマイケル•ダグラスに殴られて倒れる松田優作さんのシーンへの僕なりのオマージュだったのです。



