御笠ノ忠次/ 伊藤栄之進さんについて

出会いは10年前、2009年の舞台『おはようおじさん』だった。渡航輝のプロデュースで渡とはとあるビジュアル系バンドのお方の結婚式の喫煙所で意気投合し舞台作りを一緒にする事となった、と聞いている。

spacenoidという集団を御笠ノさん(以後ミカサノシと記す)をやっていてその公演がその年の年末にあり『思い出回収』というドキュメンタリー要素を取り入れた演劇遊戯のオファーを受けた。(ちなみに脚本演出出演のミカサノシはインフルエンザに罹り全公演降板)

そこからミカサノシ脚本演出の円盤ライダー公演やらspacenoidメンバーだったワタナベカズキ氏の映画に出たり遊びに行ったり遊びに来たり。

spacenoidの解散公演(2010)も再結成(2015?)の公演にも偶然立ち会えている。東日本の震災の頃合も『出られる日は客席から1シーン参加する』というふざけた立ち位置で僕は出演したりしていた。(得意のテキトー語で101000円の偽造テレカ売り役をやった)2015年の『golem 』以来ミカサノシとの作品作りはなくなってしまっていたが5月のNYでの開幕ペナントレース公演は初日に観に来てくれていた。

毎週毎月会う訳でもないけど、演劇感というか表現について見る目盛りの様な感覚がとても近い様で近年の僕の芝居に気づいてくれる稀有な存在にいつのまにかなってくれていたミカサノシ。

先日彼の関わっている舞台を観劇しミカサノシとそのマネージャーの矢崎さんと3人でとても美味しいお酒(また行きたいギネスの黒ビールな店)を飲み、解散し、その後ミカサノシから彼のカンパニー(その昔は劇団というか集団だったが、去年株式会社を作ったそうだ)に入らないか?とお誘いを受けた。

ちょいと前に某お笑い大手事務所のゴタゴタで話題にもなったが、その辺のコトバを使わせていただく所のエージェント契約のような距離感で本日から関わることとなった。売れてもいないのに全てスケジュールを事務所に預けるのはナンセンスと思うので案件毎の話し合い、ということで。

出会いは必然。

これもそういう事なのだろうか?

今日41歳になり本厄を迎える。

私、宇宙人(スペースノイド)になります。

https://spacenoid.jp